一人暮らしに最適なインターネット回線を解説

「一人暮らしに最適なインターネット回線は何？」
「一人暮らしのインターネット回線はどのように選ぶ？」
「一人暮らしのインターネット回線で注意する点は？」

一人暮らしを始める学生や、単身赴任で一人暮らしを始める人の中には、オンライン授業や在宅ワークなどでインターネット環境が必要になる方も多いと思います。

この記事では、一人暮らしに最適なインターネット環境を構築できるように詳しく解説いたします。

一人暮らしのインターネット回線は４種類

一人暮らしで利用できるインターネット回線は４種類あり、大きく「有線」と「無線」の２タイプがあります。

光回線

光回線は、固定の光ケーブルを自宅に引き込み利用します。他の回線に比べて通信速度が速く、安定して大容量通信が可能です。

光回線には、「マンションタイプ」と「戸建てタイプ」があり、サービスを提供している回線業者も非常に多く、全国対応しており、自宅で利用するにはおすすめの回線です。

動画やネットゲームを利用する人は、画面がスムーズに動くように、通信速度が速く、安定して大容量通信が可能な、光回線がおすすめです。。

自宅に無線LANルーターを設置すれば、複数のスマホやタブレット、パソコンなどの端末を同時にWi-Fiに接続でき、スマホのパケット代も節約できます。

また、自宅の固定電話をひかり電話に変えることで、電話料金の節約になります。

ホームルーター

ホームルーターは、別名で自宅据え置き型のルーター（中継器）と呼ばれ、機械をコンセントにつなげば、モバイル回線のアンテナ（基地局）からホームルーターが電波を受信して、ホームルーターとWi-Fiで繋がっているスマホやパソコンなどでインターネットが使えるようになります。

ホームルーターは、光回線のような回線工事は必要なく、モバイルルーターより電波が強いため、通信が安定しています。

電源を内蔵しているため、電波を強くでき、一家に一台あれば、スマホやパソコンなどをWi-Fiで接続できます。

メーカーにより違いはありますが、光回線とくらべると月額料金が、おおよそ1,000～2,000円安く利用できます。

モバイルルーター

モバイルルーターは、別名でモバイルWi-Fiルーターや、ポケット型Wi-Fiとも呼ばれ、「WiMAX」もモバイルルーターです。

モバイル回線のアンテナ（基地局）からモバイルルーターが電波を受信することで、モバイルルーターに繋がっているスマホやパソコンなどでインターネットが使えるようになり、自宅以外に、外出先でもインターネットを使用したい場合に便利です。

モバイルルーターは、光回線よりも月額料金が安く、工事も不要のため、初期費用も掛かりません。

テザリング

テザリングは、スマートフォンを利用して、モバイル回線の電波を中継し、スマートフォンとWi-FiやBluetooth、USBケーブルで繋がっている、パソコンなどでインターネットが使えるようになります。

バッテリーの消費が大きく、光回線より通信速度が遅い、データ通信量が増える、契約にコスト（0～500円）がかかる場合があるなど、デメリットもありますが、インターネットを頻繁に利用しない方におすすめです。

一人暮らしのインターネット回線の選び方

すでに設備が導入されている物件の場合

インターネット無料のアパートやマンションに引っ越す場合、その設備が光回線ならそのまま利用することをおすすめします。通信が安定し、速度も速く、快適なインターネット環境ができます。

家でも外でもインターネットを使いたい人

回線工事が必要なく、家でも外でもインターネットを使いたい人には、モバイルルーターがおすすめです。利用料金も2,000～4,000円程度で、契約後、すぐに利用出ます。

家の中でインターネットを使いたい人

回線工事が必要なく、家の中でインターネットを使いたい人には、ホームルーターがおすすめです。
利用料金も4,000円ぐらいで、契約後、機器をコンセントに繋ぐだけで、すぐに利用できます。

高画質な動画やオンラインゲームをとことん楽しみたい人

高画質な動画視聴やオンラインゲームをとことん楽しみたい人には、光回線がおすすめです。

利用料金は、4,000～6,000円程度で、回線工事が必要な場合は、開通までに1～2か月、インターネットが利用できません。

ただし、回線工事が必要なため、オーナーか管理会社の許可が必要です。

インターネットをあまり使わない人

インターネットをあまり使わない人には、スマートフォンのテザリングがおすすめです。

利用料金は、契約しているキャリアによって違いますが、0～500円程度です。契約が必要ないためすぐに利用できます。

一人暮らしのインターネット環境に関する注意点

契約時に光回線の工事が可能か確認する

賃貸物件のインターネット環境を確認して、光回線が利用できるか、光回線の工事ができる物件か確認してください。

光回線の工事ができない場合は、ホームルーターかモバイルルーターを選択になります。

自分好みの回線が利用できるか

光回線でも、NTT系のフレッツ光を利用した光コラボなら、広い範囲に対応しているので問題はないが、auひかりやNURO光など、独自の光回線を使う接続事業者の場合、対応エリアか事前に確認してください。

モバイル回線を利用するホームルーターやモバイルルーターにも対応エリアがありますので、事前に確認が必要です。

賃貸物件の利用期間も考慮する

賃貸物件の利用期間も考慮し、インターネット回線のキャンペーン内容や解約時の違約金も利用料金に含めて考えましょう。

ホームルーターやモバイルルーターであれば、引っ越し後も持ち運びができるため、問題はありませんが、光回線は、持ち出しができないため、契約期間によっては、違約金が発生します。

利用目的に必要な回線速度と各回線の実測値

利用目的に必要な通信速度の目安

用途（目的）	必要な通信速度の目安
メール	1Mbps
SNS	5Mbps
動画視聴（標準画質）	10Mbps
ビデオ会議	30Mbps
動画視聴（高画質）	40Mbps
オンラインゲーム	50Mbps

回線の速度

回線	通信速度（実測値）
光回線	100～300Mbps
ホームルーター	10～40Mbps
モバイルルーター	10～40Mbps
テザリング	10～30Mbps

まとめ

一人暮らしのインターネット回線は、インターネット無料物件や工事が不要で光回線が利用できる物件は、そのまま、光回線を契約して利用してください。

工事が必要な場合、工事が不要で手軽に利用できるモバイル回線を利用した回線がおすすめです。外出先でも利用したい人は、「モバイルルーター」。自宅で利用する人は、「ホームルーター」がおすすめです。

高画質な動画やオンラインゲームをとことん楽しみたい人は、「光回線」がおすすめです。ただし、開通工事に１～２か月かかる場合もあります。

ご自身の利用状況に合った回線を選ぶには、普段利用するインターネットサイトの利用時間やサイト内容を考慮し、回線速度やデータ量に問題が出ないようにしましょう。