「フレッツ光はプロバイダ不要で利用できる?」
「プロバイダ不要は不審電話?」
「プロバイダ不要は料金が安い?」
フレッツ光を「プロバイダ不要で利用でき料金が安くなる」というような内容の勧誘電話を受けたことはありませんか?
そもそも、プロバイダなしでインターネットが使えるのか、電話勧誘は怪しいのかもよく分かりません。
「フレッツ光プロバイダ不要」の真相は、光コラボを販売するにあたり、「プロバイダ不要」という言葉を使えば安いイメージができ、宣伝になるために利用しているフレーズです。プロバイダ不要でインターネットへの接続はできません。
この記事では、プロバイダの役割とプロバイダ不要という言葉の意味、怪しい事業者の見分け方などをわかりやすく解説します。
- プロバイダ不要は怪しい
- 怪しい事業者の見分け方
そもそもプロバイダとは
プロバイダとは、インターネット回線をインターネットに接続するための接続事業者のことです。
インターネットでWEBサイトを閲覧するとき、ご自身のインターネット上の住所(IPアドレス)がないと、WEBサイトからのデータを受け取れないため、インターネットに接続するには住所が必要になります。この住所を発行してくれるのがプロバイダです。
通常、インターネット回線とは別にプロバイダと契約する必要がありますが、最近では、インターネット回線とプロバイダをセットにした契約が多いため、プロバイダ不要と間違えることがありますが、プロバイダは必要です。
「フレッツ光プロバイダ不要」という勧誘電話は怪しい
フレッツ光は、プロバイダ不要ではインターネットは利用できません。インターネットを利用するには、回線とプロバイダが必要になります。
しかし、NTT東日本、NTT西日本が運営するフレッツ光は、「日本電信電話株式会社等に関する法律」で制限されているため、NTT自身でプロバイダ事業を行うことができません。そのため、インターネットを利用するには別途プロバイダ事業を提供している通信会社と契約する必要があります。
近年、プロバイダなどが、NTTのフレッツ光回線を借りて、光回線とプロバイダをセットにした光コラボを販売するようになり、光回線とプロバイダの契約が1つにまとまりました。
「フレッツ光プロバイダ不要」の真相は、光コラボを販売するにあたり、「プロバイダ不要」という言葉を使えば安いイメージができ、宣伝になるために利用しているフレーズです。
光コラボ事業者が、「フレッツ光プロバイダ不要で安くなりますよ」ということは、「光回線とプロバイダをセットにした光コラボに乗り換えれば安くなります」という事です。
光コラボ事業者からすれば、契約を一本化しているため、回線の契約のみで、プロバイダは不要というイメージになるのでしょう。
勧誘電話のすべてが怪しいという事ではありませんが、光コラボ事業者は多数あるため怪しい事業者を見分ける必要があります。
プロバイダがセットになった光コラボにするメリット
光コラボのメリットとして、インターネットの利用料金が安くなったり、キャッシュバックが貰えるなど、主なメリットは次の通りです。
- プロバイダをセットにすると料金が安くなる
- スマホのセット割が利用できる
- キャッシュバックが貰える
- 問い合わせ先を集約できる
- 解約の手続きも一本化
プロバイダをセットにすると料金が安くなる
光コラボは、光回線を借りてプロバイダとセットにした商品のため、多数の事業者が販売を行うことができ、各事業者間の価格競争によって、セット料金が安くなっています。
一般的に、月額料金がフレッツ光にプロバイダ料金をプラスした合計金額より、1,000円ぐらい安くなっています。
光回線は同じフレッツ光を利用するので、回線の品質は変わりません。
スマホのセット割が利用できる
ドコモやau、ソフトバンクなどのスマホをお持ちの方は、携帯キャリアと光コラボ事業者を同じにすることで、スマホのパケット料金を月額550円~1,100円割引する、スマホとのセット割が利用できます。もし、家族4人で4台のスマホを利用している場合、最大5,500円の割引になります。
キャッシュバックが貰える
光コラボは、各事業者が独自に行っている販売促進のためのキャンペーンや、キャッシュバックが貰えることがあります。
フレッツ光からの転用や、光コラボ間の事業者変更など、乗り換え時のキャッシュバックも多数あります。
問い合わせ先を集約できる
光コラボは、インターネット回線の光回線と、インターネットへ接続するサービスであるプロバイダを一本化したサービスのため、インターネットに接続できない場合など、問い合わせ先が一本化されていることはメリットでしょう。
解約の手続きも一本化
光コラボは、光回線とプロバイダがセットになった商品のため、契約を1事業者に集約でき便利ですが、解約時も1事業者と行えばいいので、フレッツ光とプロバイダを別々に契約している場合と比較して、半分の手間で手続きが行えます。
怪しい事業者の見分け方
- 会社名や電話番号を教えない
- NTT東日本・NTT西日本の代理店を名乗る営業は注意
- 代理店のホームページを確認できるか
- 契約を急いでいる
- 「遠隔操作」を提案してきたら危険
- 電話での契約は絶対にしない
会社名や電話番号を教えない
商品の説明や、割引サービスなどは一生懸命説明をするが、会社名や連絡先を教えてくれない事業者は、怪しい事業者です。
NTTの代理店と名乗るが、会社名や連絡先を教えないのは、怪しい証拠です。
NTT東日本・NTT西日本の代理店を名乗る営業は注意
NTTの代理店を名乗る電話は、すべて怪しい事業者です。NTTの知名度を利用して営業を行っています。
光コラボ事業者なら、NTTの代理店を名乗ることはありません。。
代理店のホームページを確認できるか
会社名や連絡先を聞くことが出来たら、代理店のホームページを確認しましょう。
ホームページには、詳しい内容が記載されているはずです。
もし、会社の連絡先や住所が記載されていなかったり、代表者の氏名の記載されていない代理店は怪しい事業者です。
契約を急いでいる
勧誘電話で、「今契約すれば特典がもらえますよ」など、契約を急いでいる場合は怪しい事業者です。
よく内容を確認しないと、特典は付いているが不要なオプションが付いているため、割引になっていない可能性もあります。
「遠隔操作」を提案してきたら危険
勧誘電話で、「遠隔操作」を提案してきたらすぐに電話を切りましょう。
個人情報を拭き取られたり、ウイルス感染の危険があります。
電話での契約は絶対にしない
光回線を勧誘電話で契約することは危険です。
一般的に、電話での勧誘だけに特典があるという事はありません。
逆に、代理店のホームページから契約すると特典がある場合の方が多いです。
光回線の契約は、販売代理店のホームページで、内容を確認して行いましょう。
まとめ
「フレッツ光プロバイダ不要」の真相は、光コラボを販売するにあたり、「プロバイダ不要」という言葉を使えば安いイメージができ、宣伝になるために利用しているフレーズです。プロバイダ不要でインターネットへの接続はできません。
光コラボ事業者が、「フレッツ光プロバイダ不要で安くなりますよ」ということは、「光回線とプロバイダをセットにした光コラボに乗り換えれば安くなります」という事です。
光コラボの勧誘電話を受けて、料金が安くなる、キャッシュバックがあると思い、電話口で契約するのは危険です。
一度電話を切って、ホームページで詳細を確認し、現在の契約内容や他社との契約も比較して検討することをお勧めします。
現在、繊維機械の開発やパソコン用のプログラムを作成しています。プログラマーとして40年近く仕事をしてきたので、パソコン周辺は多少詳しいと思い、今回、インターネットに関する設備や商品サービスの解説を行うブログを開設しました。
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