NTTのフレッツ光ってどんな光回線?料金やメリット・デメリットを解説

フレッツ光とは?初心者にわかりやすく解説 光回線

「フレッツ光って何ですか?」
「フレッツ光の特徴は?」
「フレッツ光の料金は安い?」

インターネット回線で光回線を利用したいとき、フレッツ光ってよく聞くけど、フレッツ光についてよく分かりません。光回線を選ぶとき、フレッツ光でいいのか迷っています。

akihiro
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フレッツ光とは、NTT東日本・NTT西日本が提供している光ファイバーを使った光回線で、初心者の方や、安心感のある光回線をご希望の方におすすめです。

この記事では、フレッツ光の特徴やメリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • フレッツ光の特徴
  • フレッツ光のメリット・デメリット

フレッツ光とは?

フレッツ光とは?

フレッツ光とは、NTT東日本・NTT西日本が提供している光ファイバーを使った光回線の商品名です。

フレッツ光は、北は北海道から南は沖縄まで日本全国に行き渡っており、対応エリアが広範囲でほとんどの人が申し込めるサービスです。

プロバイダと別途契約する必要がありますが、長い間NTTの電話回線を利用していた方には、NTTが運用しているというだけで安心感のある回線でしょう。

光回線事業者には、フレッツ光以外に、フレッツ光回線を利用した光コラボ(例えば、ドコモ光、OCN光 …)や独自回線(auひかり、NURO光…)を利用したサービスが複数存在します。

フレッツ光の料金プランやメリット・デメリットを参考に、あなたに合った光回線を選びましょう。

フレッツ光の料金プラン

フレッツ光の料金プラン

フレッツ光の料金プランは、次の3つのポイントを間違えないように確認しましょう。

  • NTT東日本かNTT西日本か
  • フレッツ光クロス(速度重視定額プラン)かフレッツ光ネクスト(定額プラン)
  • 戸建てタイプかマンションタイプか

NTT東日本かNTT西日本か

NTT東日本とNTT西日本では、料金プランが違います。

NTT東日本エリア

北海道エリア北海道
東北エリア青森県、宮城県、岩手県、山形県、秋田県、福島県
甲信越エリア新潟県、長野県、山梨県
関東エリア東京都、茨城県、神奈川県、栃木県、千葉県、群馬県、埼玉県

NTT西日本エリア

北陸エリア石川県、富山県、福井県
東海エリア愛知県、静岡県、岐阜県
近畿関西エリア大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、三重県、和歌山県
中国エリア岡山県、島根県、鳥取県、広島県、山口県
四国エリア愛媛県、香川県、高知県、徳島県
九州エリア大分県、鹿児島県、熊本県、佐賀県、長崎県、福岡県、宮崎県
沖縄エリア沖縄

フレッツ光クロス(速度重視定額プラン)かフレッツ光ネクスト(定額プラン)

回線の違いにより、最大回線スピード10Gbpsのフレッツ光クロスと、最大回線スピード1Gbpsのフレッツ光ネクストから選びます。

ただし、フレッツ光クロスは、一部エリアに限定されるため、提供地域を確認しましょう。

戸建てタイプかマンションタイプか

設置する建物が、戸建てプラン(3戸以下の建物)かマンションタイプ(4戸以上の建物)か確認します。

NTT東日本エリア 戸建てタイプ 料金プラン

フレッツ光クロス6,050円上り下り共に最大10Gbps
回線の速度にこだわりたい方に
フレッツ 光ネクスト
ギガファミリー・スマートタイプ
6,270円上り下り共に最大1Gbps
お手軽にWi-Fiを利用したい方に
フレッツ 光ネクスト
ファミリー・ギガラインタイプ
5,940円上り下り共に最大1Gbps
既にご自身でルータをお持ちの方に
フレッツ 光ネクスト
ファミリー・ハイスピードタイプ
5,740円上り最大100Mbps下り最大200Mbps
定額でおトク感をお求めの方に

NTT東日本エリア マンションタイプ 料金プラン

16戸以上 8戸以上 4戸以上
フレッツ光クロス6,050円上り下り共に最大10Gbps
回線の速度にこだわりたい方に
フレッツ 光ネクスト
ギガマンション・スマートタイプ
3,685円 4,125円 4,785円上り下り共に最大1Gbps
お手軽にWi-Fiを利用したい方に
フレッツ 光ネクスト
マンション・ギガラインタイプ
3,355円 3,795円 4,455円上り下り共に最大1Gbps
既にご自身でルータをお持ちの方に
フレッツ 光ネクスト
マンション・ハイスピードタイプ
3,135円 3,575円 4,235円上り最大100Mbps下り最大200Mbps
定額でおトク感をお求めの方に

NTT西日本エリア 戸建てタイプ 料金プラン

フレッツ光クロス5,720円上り下り共に最大10Gbps
とにかく速さで選びたい
フレッツ光ネクスト4,730円上り下り共に最大1Gbps
日常的にインターネットを使いたい

NTT西日本エリア マンションタイプ 料金プラン

16戸以上 8戸以上 4戸以上
フレッツ光クロス5,720円上り下り共に最大10Gbps
とにかく速さで選びたい
フレッツ光ネクスト3,135円 3,575円 4,345円上り下り共に最大1Gbps
日常的にインターネットを使いたい

料金には、プロバイダ料金は含まれていません

*マンションタイプは、16戸以上 8戸以上 4戸以上で料金が違います。

別途プロバイダ契約が必要

別途プロバイダ契約が必要

フレッツ光回線を利用するには、別途プロバイダとの契約が必要です。

プロバイダとは、フレッツ光回線をインターネットに繋げるための接続事業者のことです。光回線だけでは直接インターネットに接続できないため、回線に加えてプロバイダと契約する必要があります。

対応プロバイダは、300社以上から選べ、料金は、550円~1,320円です。プロバイダにより、利用できる回線プランが異なるのでご注意ください。

フレッツ光のメリット・デメリット

フレッツ光のメリット・デメリット

フレッツ光を個人で利用するには、「料金が高い」「回線が遅い」という不満が多いようです。ただし、NTTという大手の安心感はあります。

次に、具体的にメリット・デメリットをまとめてみました。

フレッツ光のメリット

  • 全国どこでも利用できる
  • プロバイダを選べる
  • サポート対応が丁寧
  • 法人向けサービスはお得
全国どこでも利用できる

フレッツ光の提供エリアは、2014年度時点で、すでに全国95%以上をカバーしており、普及率は年々上がっています。ただし、地形や建物の状況によっては、契約ができない場合もあります。

プロバイダを選べる

フレッツ光のプロバイダは、他の光回線とは違い、300社以上のプロバイダからお気に入りを選ぶことができます。また、もしもプロバイダに問題があった場合など、他のプロバイダに乗り換えることもできます。

サポート対応が丁寧

フレッツ光は、NTTが運営しているため、サポート対応が非常に丁寧で、初心者にも安心して利用できます。

法人向けサービスはお得

フレッツ光は個人で利用するより法人で利用する方がキャッシュバックもありお得に利用できます。
NTT東日本で79,800円、NTT西日本で85,000円と、かなり高額なキャッシュバックがあります。

フレッツ光のデメリット

  • プロバイダと別途契約が必要
  • 他回線に比べて高い
  • キャンペーンが少ない
  • スマホとのセット割がない
  • 工事費が有料
  • 速度が独自回線に比べて遅い
  • 解約の手続きが面倒
プロバイダと別途契約が必要

フレッツ光は、回線とプロバイダの契約が別々になっているため、別途プロバイダと契約する必要があります。

もし、フレッツ光から別の光回線に乗り換えるときは、プロバイダの契約も移行するか解約する必要があります。

他回線に比べて高い

フレッツ光は、別途プロバイダと契約が必要なため、合算すると500円~1,200円程度高くなります。

キャンペーンが少ない

他の光回線では、契約時に30,000円~70,000円ぐらいのキャッシュバックキャンペーンを行って新規勧誘を行っているが、フレッツ光は、そのようなキャンペーンを行うことはありません。

スマホとのセット割がない

フレッツ光には、スマホのキャリアと光回線の事業者を同じにする「スマホのセット割」のサービスがありません。

スマホのセット割を利用すると、スマホ1台に付き550円~1,100円、スマホのパケット料金が安くなります。例えば、家族でスマホを4台利用している場合、毎月最大4,400円の割引になります。

工事費が有料

最近の光回線は、初期費用を少なくするための、工事費無料キャンペーンや工事費実質無料キャンペーンを行うことが多いが、フレッツ光は、工事費に関するキャンペーンを行わないので、工事費が有料になります。

通常、戸建てで、19,800円、マンションで、16,500円の工事費用が掛かります。支払いは、「一括払い」か「分割払い」で支払う必要があります。

速度が独自回線に比べて遅い

フレッツ光は、独自回線と言われている「auひかり」や「NURO光」などと比べると、通信速度が遅くなります。

フレッツ光:実質下り200Mbps~250Mbps、上り170Mbps~200Mbps
NURO光:実質下り400Mbps~450Mbps、上り400Mbps~450Mbps

設備や回線の混み具合いが違うため、通信速度が大分違っています。

通常のインターネット利用では問題になりませんが、オンラインゲームなどを利用する回線速度を重視する方は、NURO光を選んだ方がいいでしょう。

解約の手続きが面倒

フレッツ光は、光回線とプロバイダが別契約のため、解約のときも光回線とプロバイダを2回に分けて解約手続きを行う必要があります。

光回線の乗り換えを行うときも、プロバイダの解約が必要になるため注意してください。

フレッツ光の申し込み方法

フレッツ光の申し込み方法

フレッツ光は、公式サイトや電話窓口から申し込みができます。

電話窓口

フレッツ光東日本・西日本共通:0120-116116(受付時間=9時~17時)

インターネット窓口

フレッツ光東日本: フレッツ光東日本 新規申込み

フレッツ光西日本: フレッツ光西日本 新規申込み

契約の流れ
  1. 契約先のエリアを確認する
  2. 契約するプランを決める
  3. プロバイダを決める
  4. フレッツ光を申し込む
  5. フレッツ光の開通工事
  6. フレッツ光の接続・設定

光コラボとは

光コラボとは

光コラボレーションとは、ドコモやソフトバンクなどの事業者が、NTTのフレッツ光回線を使ってプロバイダをセットにして光回線を提供しているサービスです。

契約のわずらわしさを解消するため、光コラボレーションなら光回線とプロバイダをセットで契約でき、手続きが半分になります。利用するインターネット回線自体はフレッツ光と同じなので、通信速度や提供エリアはフレッツ光と変わりません。

月額の使用料金も抑えることができ、プロバイダ独自のお得な特典サービスを受けることができます。フレッツ光からの乗り換えは、回線工事も必要なく、簡単に行えます。

まとめ

フレッツ光とは、NTT東日本・NTT西日本が提供している光ファイバーを使った光回線の商品名です。

フレッツ光のメリット・デメリットを説明しましたら、個人で利用するには、「料金が高い」「回線が遅い」という不満が多いようです。ただし、対応エリアが広く、サポートも丁寧です。

法人や個人事業主の方が仕事で利用する場合は、高額キャッシュバックもあります。

初心者の方や、安心感のある光回線をご希望の方には、NTTが運営しているフレッツ光がおすすめです。

この記事を書いた人
akihiro

現在、繊維機械の開発やパソコン用のプログラムを作成しています。プログラマーとして40年近く仕事をしてきたので、パソコン周辺は多少詳しいと思い、今回、インターネットに関する設備や商品サービスの解説を行うブログを開設しました。
サイトに関する、疑問・質問等ありましたら、お問い合わせください。

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