マンションのWi-Fiが遅い理由と対処法を解説

「マンションのWi-Fiが遅い？」
「マンションのWi-Fiを速くする方法はある？」

ご自宅のマンションで使用しているWi-Fiが遅くてお困りですか？Wi-Fiは毎日利用するため、遅いとストレスになります。

マンションには戸建てと違い特有の理由でWi-Fiが遅くなることがあるので、原因を特定して対策を行いましょう。

この記事では、マンションのWi-Fiが遅くなる原因と対処法を詳しく解説いたします。

マンションのWi-Fiが遅くなる理由

マンションのWi-Fiが遅くなる原因を確認しましょう。

それぞれの項目ごとに詳しく解説します。

インターネット回線が光回線でない

古いマンションの場合、一部ケーブルテレビ回線などが導入されているケースがあるため、最大通信速度が、光回線では1Gbpsになりますが、ケーブルテレビ回線になると320Mbps程度になってしまいます。

マンション内の設備や配線が古いため

インターネット回線が光回線でも、マンション内の設備や配線方法が古い状態のままだと、通信速度が遅くなることがあります。例えば、共有部分から各部屋までの配線が「VDSL方式」と呼ばれる、電話回線を使用した配線の場合、最大通信速度が100Mbpsになってしまいます。

光回線がマンションタイプのため

マンションタイプの光回線の場合、一本の光回線をマンション内で共有するため、光回線を独占できる戸建てプランより、通信速度が遅くなる可能性があります。

一時的に回線やプロバイダに問題が起きた

一時的に回線やプロバイダが混雑しているときは、Wi-Fiも遅くなります。各公式サイトやニュースを確認しましょう。

Wi-Fiルーターに問題があるため

Wi-Fiルーターを継続して利用していると、ルーター自体が熱を持ったりして不具合が発生し。Wi-Fiが不安定になったり、通信速度が遅くなったりすることがあります。

同時に利用している端末が多いから

同じWi-Fiの電波に多数の端末を接続すると、接続が分散されWi-Fiの通信速度が遅くなることがあります。Wi-Fiルーターには、同時に接続できる端末数が決まっているため、その上限を超えないようにしましょう。

Wi-Fiルーターや通信機器が古いため

Wi-Fiルーターや、Wi-Fiに接続するパソコンやスマホなど、古い機種になるとWi-Fiの性能が低いため、通信速度が遅くなることがあります。各機器の通信スペックを確認して下さい。通常「Wi-Fi 6」または「IEEE 802.11ax」以上を利用しましょう。

Wi-Fiの電波が弱いため

Wi-Fiルーターの設置場所や設置方法によって、利用する場所の電波が弱くなることがあります。なるべく利用する場所の近くで障害物の少ない場所に設置してください。

マンションのWi-Fiが遅いときの対処法

マンションのWi-Fiが遅いときの対処法を説明します。

それぞれの項目ごとに詳しく解説します。

端末やWi-Fiルーターを再起動する

Wi-Fiルーターの他にONU（光回線終端装置）など、別途通信機器があるときは全てを再起動します。再起動も一旦電源をコンセントから抜いて、１分ほど置き、回線に近い方の機器から順に、電源を入れます。常時接続している機器を一旦リフレッシュして、放電や放熱を行うことで、不具合の解消になることがあります。

利用する時間帯を変えてみる

マンションタイプの光回線は、複数の家で共有されているため、利用している人が多いと一時的に遅くなることがあります。また、プロバイダが混雑している場合も遅くなります。一度利用する時間帯を変更して状況を確認しましょう。

同時に利用している端末数を減らす

Wi-Fiルーターに接続している端末が多くなれば、通信速度も遅くなり接続できない場合もあります。利用していない端末の電源を切り、同時に利用している端末数を減らしてください。

Wi-Fiルーターが古いときは買い替える

Wi-Fiルーターが破損していたり、６年以上利用している場合は交換してみましょう。

設置場所や配線を確認する

Wi-Fiルーターが汚れていたり、ほこりが溜まっていたりするときは、掃除をしましょう。LANケールや光ファイバーのケーブルは、一度抜き差しを行って接続を確認し、配線状態に問題がないか、機器のランプ表示で確認してください。
周辺の家電と電波が干渉して繋がらないことも考えられるので、設置場所が問題ないか確認してください。

光回線の戸建てプランに乗り換える

回線速度が改善しない場合、「戸建てプラン」に変更することで、光回線を独占できるため、通信速度が速くなります。
低階層の部屋なら契約できるかもしれないので、管理会社に相談しましょう。

マンションの光回線を乗り換えるときの注意点

マンションの光回線を乗り換えるときの注意点は以下の通りです。

それぞれの項目ごとに詳しく解説します。

工事が必要なら管理会社の許可が必要

マンションで「戸建てプラン」を契約する場合、建物の外側から内側に光ファイバーを通すため、外壁に穴をあける必要があります。必ず、オーナーか管理会社に工事の許可を取ってください。許可が得られない場合は、「戸建てプラン」を契約することはできません。

戸建てプランの方が割高

戸建てプランは、回線を独占するため、マンションプランよりも、月額利用料が高くなります。また、インターネット無料マンションの場合、インターネット回線利用料が管理費などに追加されているため、回線利用料を２重に支払うことになります。

開通工事に時間がかかる

マンションプランであれば、すでに各部屋まで回線が引かれていたり、共用スペースまで回線工事が終わっているため、比較的に短期間で、インターネットが利用できるようになりますが、戸建てプランの場合、外部から光ファイバーを引き込まないといけないので、開通工事に１ヶ月以上かかる場合があります。

マンションでインターネット回線を個別契約する方法

マンションでインターネットを利用しているが、通信速度が遅く、不満を感じている方が多いようです。光回線を「マンションタイプ」で契約すると回線をマンション内で共有するため、「戸建てプラン」に変更して回線を独占すると、高速通信が期待できます。この記事では、マンションに光回線「戸建てプラン」を個別契約するメリットや注意点を詳しく解説いたします。

netlife-info.com

開通工事ができない場合はホームルーターもおすすめ

マンションのオーナーか管理会社の工事許可がもらえない場合、戸建てプランの契約はできません。そのため、回線工事の必要のない、ホームルーターやモバイルWi-Fiがおすすめです。

電波状況によって、通信の安定性では光回線に劣るが、下りの通信速度では、ホームルーターの方が速い場合があります。持ち運びができ、外出先や移動中に利用したい場合は、モバイルWi-Fiもおすすめです。

マンションのWi-Fiに関するよくある質問

まとめ

マンションのWi-Fiが遅い理由として、

• インターネット回線が光回線でない
• マンション内の設備や配線が古いため
• 光回線がマンションタイプのため
• 一時的に回線やプロバイダに問題が起きた
• Wi-Fiルーターに問題があるため
• 同時に利用している端末が多いから
• Wi-Fiルーターが古いため
• Wi-Fiの電波が弱いため

などが考えられますが。対処法として、

• 端末やWi-Fiルーターを再起動する
• 利用する時間帯を変えてみる
• 同時に利用している端末数を減らす
• Wi-Fiルーターが古いときは買い替える
• 設置場所や配線を確認する
• 光回線の戸建てプランに乗り換える

マンションのWi-Fiが遅いときは、対処法を参考に対策を行いましょう。