「IPv4とは何ですか?」
「IPv4の特徴は?」
IPv4とは、インターネットの初期から現在も主流として使われているインターネット通信規格です。
IPv4の「IP」とは、インターネットプロトコル(Internet Protocol)の略で、「v4」は、規格のバージョンを表しています。IPv4とはインターネットでデータのやりとりをするためのデータ通信のルールを定めた規格のことです。
この記事では、IPv4の基本となる特徴や今後のポイントについて解説します。
- IPv4の特徴
IPv4とは?
まず、IPv4の先頭に記載されている、「IP」とは、インターネットプロトコル(Internet Protocol)の略で、「v4」は、規格のバージョンを表しています。
インターネットプロトコルとは、インターネット上でデータ通信を行うための通信の手順や規則をまとめ、複数のコンピューターで通信が行えるように、共通の転送方法やタイミングなどの条件をまとめたルールです。
IPv4とは、インターネットでデータのやりとりをするためのデータ通信のルールを定めたインターネットプロトコルのバージョン4の規格です。
IPv4は、1990年代後半からパソコンが普及しインターネットが使われるようになってから、現在まで広く使用されています。
インターネットに接続するには、パソコンやスマートフォンなどの機器にIPアドレス(インターネット上の住所)という固有の番号を割り当て、各端末を識別できるようにしてインターネットに接続します。
IPv4の特徴
現在もっとも多く利用されている
現在、もっとも多く利用されている通信規格は、IPv4です。
発行できるIPアドレスの数
IPv4ではIPアドレスを「111.222.333.444」のように、4つの0~255までの数字で表現するため、総数は42億9496万7296個発行できます。
ところが全世界の人口にも満たない状態で、物のインターネットが普及する見込みのため、約43億個のIPアドレスでは足りなくなってしまいます。
PPPoEの接続規格を採用
IPv4では、PPPoEの接続規格を採用しています。
PPPoEは、「Point-to-Point Protocol」の略で、電話回線を利用してモデムを使ってインターネットに接続するルールを、イーサネットに応用した通信方式で、「トンネル方式」と呼ばれています。
PPPoEでは、プロバイダから与えられたIDとパスワードを使いインターネットに接続します。
設定方法
IPv4では、各端末のIPアドレスを決めるとき、プロバイダや宅内ルーターが自動的に付与(DHCP)するか、明示的に固定のIPアドレスを決めています。
今後のポイント
IPv4は、現在も利用していますが、IPアドレスを発行できる総数が少ないため、2019年に「IPv4で発行できる分は枯渇した」と発表されています。
そこで、次世代の通信規格「IPv6」の普及が急がれています。
IPv6は、発行できるIPアドレスの数が多く、通信速度や安定性で、従来のIPv4より優れており、今後の通信規格の主流になると思われます。
今後は、プロバイダを新規に契約するときや、乗り換えるときには、IPv6に対応しているプロバイダを選び、より快適にインターネットが利用できるようになります。
ただ、IPv6に変更するには、ルーターなどの変更も必要になるかもしれません。
まとめ
IPv4の先頭に記載されている、「IP」とは、インターネットプロトコル(Internet Protocol)の略で、「v4」は、規格のバージョンを表しています。
IPv4とは、インターネットでデータのやりとりをするためのデータ通信のルールを定めた規格のことです。
IPv4は、現在もっとも多く利用されている通信規格で、PPPoEの接続規格を採用しています。
今後は、IPアドレスの総数や通信の安定性の向上のため、次世代の通信規格「IPv6」の普及が急がれています。
現在、繊維機械の開発やパソコン用のプログラムを作成しています。プログラマーとして40年近く仕事をしてきたので、パソコン周辺は多少詳しいと思い、今回、インターネットに関する設備や商品サービスの解説を行うブログを開設しました。
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