光回線の乗り換え方法と注意点を解説

光回線の乗り換え方法と注意点を解説 光回線

「光回線を安い回線に乗り換えたい!」
「光回線を乗り換える手続きは大変ですか?」
「光回線を乗り換えるメリットは何ですか?」

光回線も使い続けると、お得なサービスが次々と登場してきますが、乗り換えるには手続きが必要になり、手間もかかるので、そのままにしていませんか。

akihiro
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光回線を乗り換えるメリットは、利用料金を安くしたり、通信速度の改善、キャンペーンの利用などが考えられます。

この記事では、乗り換え方法や注意点を事前に確認し、乗り換えを希望する人に、お得に光回線の乗り換えができるように解説します。

この記事を読んでわかること
  • 光回線を乗り換えるメリット
  • 光回線の乗り換え方法、手順
  • 光回線を乗り換えるときの注意点

光回線を乗り換えるメリット

光回線を乗り換えるメリット

料金を安くする

光回線の利用料は、固定費として毎月支払うため、回線の品質に影響しなければ、少しでも安く利用したいと思うものです。現在の回線を長く利用しているのなら、一度料金の見直しをしましょう。

いろいろな割引サービスがありますが、お得に利用するには、スマホとのセット割がお得です

例えば、使っているスマホのキャリアがドコモなら、ドコモ光に乗り換えるとスマホ代が最大1,100円毎月割引されます。

一緒に利用しているオプションサービスの料金やもらえるポイントも確認しましょう。

通信速度を早くする

インターネットの利用環境が変わり、光回線の品質や通信速度に不満がある場合、少しでも通信速度の速い回線を利用したいと思うものです。

通常光回線の通信速度は、最大1Gbpsですが、通信機器の性能が上がり、2Gbpsや5Gbps、10Gbpsのプランも利用できるようになりました。

また、接続時の混雑を軽減する方法として、IPv6対応も増えています。ただ、対応エリアが限定されているので、注意する必要があります。

お得なキャンペーンが利用できる

光回線も光コラボ事業者が増え、スマホや電気、ガスなどとのセット割や、プロバイダ事業者の乗り換えキャンペーンなど、インフラとして長期に利用してもらうための競争が激しくなっています。

お得なキャンペーンを利用して、支払い総額を抑え、お得に利用しましょう

光回線の乗り換え方法

光回線の乗り換え方法

光回線の主な乗り換え方法は、3種類あります。

  • フレッツ光から光コラボへ乗り換え
  • 光コラボから他の光コラボへ乗り換え
  • 回線設備の違う光回線へ乗り換え

現在提供されている光回線は、NTT東日本・NTT西日本が運営している「フレッツ光」と、フレッツ光回線を利用してプロバイダとセットにしたドコモ光などの「光コラボ」、独自の回線設備を使用しているauひかりやNURO光などの光回線があります。

フレッツ光から光コラボへ乗り換え

フレッツ光回線から光コラボ回線に乗り換えることを、「転用」と言います

転用で乗り換える光回線は、光コラボ事業者になるため、回線とプロバイダの契約が一緒になり、支払い先も1つにまとめられます。

光コラボ事業者には、ドコモ光・ソフトバンク光・楽天ひかり・OCN光などがあり、フレッツ光回線をそのまま利用するため、回線の品質はそのままで、回線工事も必要なく、事務手数料のみで乗り換えることが出ます。

光コラボ事業者には、スマホとのセット割やいろいろな特典があり、安く利用するにはメリットが沢山あります。

光コラボから他の光コラボへ乗り換え

光コラボ回線から他の光コラボ回線に乗り換えることを、「事業者変更」と言います

事業者変更を行うとプロバイダが変更になりますが、同じフレッツ光回線を利用しているため、回線工事をする必要はありません。

プロバイダが変更されるため、プロバイダの設備によっては、回線速度が速くなることがあります。

ご利用中の光回線に不満がある場合は、まず、事業者変更をご検討下さい。

回線設備の違う光回線へ乗り換え

フレッツ光回線や光コラボ回線から独自の回線設備を使用しているauひかりやNURO光などに乗り換えることを、「新規契約」と言います

また、独自の回線からフレッツ光回線や光コラボ回線に乗り換えるのも同じです。乗り換えでも、新規に回線を引き込むため、回線工事が必要になります。

独自回線を利用するメリットは、フレッツ光や光コラボよりも回線の混雑が少ないため、通信速度が速いのが特徴です。

通信速度が気になる方には、独自回線への乗り換えがおすすめです。

光回線の乗り換え手順

光回線の乗り換え手順

転用の手順

フレッツ光回線から光コラボ回線への転用の手順は、以下の4ステップです。

転用の手順
  • step 1
    フレッツ光回線の契約時の書類を準備する

    フレッツ光回線の契約時に送られてくる「開通のご案内」を準備する。ここに記載されている、お客様ID・電話番号・契約者名・契約者住所などが、転用するのに必要になります。

  • step 2
    フレッツ光から転用承諾番号を発行する

    転用承諾番号の発行は、Webか電話にて行います。フレッツ光側で、転用を承諾してもらってから、光コラボに申し込みます。転用承諾番号は受け付け日から15日間が有効で、15日を過ぎると無効になってしまうので注意しましょう。

  • step 3
    乗り換え先の光コラボに申し込む

    光コラボに申し込むときは、転用を選択し転用承諾番号を入力して申し込みます。予め、ひかり電話などのオプション内容を確認し申し込みましょう。プロバイダを変更する場合は、フレッツ光で利用していたプロバイダの解約が必要です。

  • step 4
    ルーターにプロバイダの変更を設定する

    光コラボへの転用が終了したら、新しい契約の書類(開通のご案内など)が送られてきます。ここに記載されている、プロバイダID・パスワードをルーターに設定し乗り換えは完了です。
    プロバイダの変更がないときは、接続設定の変更もなく、そのまま利用できるでしょう。

事業者変更の手順

光コラボ回線から他の光コラボ回線への事業者変更の手順は、以下の4ステップです。

事業者変更の手順
  • step 1
    乗り換え元の光コラボから事業者変更承諾番号を取得する

    乗り換え元の光コラボ事業者に問い合わせをして、「事業者変更承諾番号」を取得します。手続き方法は、基本的に電話での受付になっているので、サポートサービスに電話し事業者変更承諾番号を取得してください。事業者変更承諾番号は受け付け日から15日間が有効で、15日を過ぎると無効になってしまうので注意しましょう。

  • step 2
    ひかり電話などのオプションサービスの引継ぎをする

    引き継ぎ手続きが必要なオプションは、ひかり電話・リモートサポートサービス・フレッツ・テレビ伝送サービス・24時間出張修理オプションです。引継ぎが必要なオプションがある場合は、NTT東日本またはNTT西日本に問い合わせをして、情報開示承諾手続きを行ってください。手続きは、Webか電話で行います。

  • step 3
    乗り換え先の光コラボに申し込む

    乗り換え先の光コラボに申し込むときは、事業者変更を選択し事業者変更承諾番号を入力して申し込みます。予め、ひかり電話などのオプション内容を確認し申し込みましょう。

  • step 4
    プロバイダの変更と機器の返却

    プロバイダが変更になったときは、インターネットの接続設定を行う必要があります。また、乗り換え元の事業者から、Wi-Fiルーターなどを別途レンタルしていたときは、返却する必要があります。

新規契約の手順

回線設備の違う光回線への新規契約の手順は、以下の5ステップです。

新規契約の手順
  • step 1
    乗り換え先の光回線に新規契約を申し込む

    回線設備の違う光回線に申し込むときは、新規契約を選択して申し込みます。予め、キャンペーン情報やオプションサービスを確認し申し込みましょう。

  • step 2
    工事日を調整し、工事希望日を伝える

    通常、戸建ての場合、近くの電柱から光回線を自宅に引き込み、利用する部屋まで通します。工事当日は、室内配線も必要になるため、必ず立ち合いが必要になります。
    工事日は、申し込みを行ってから1~2ヶ月かかる場合もありますので、早めに申し込みを行い、ご自身の予定を調整して、工事希望日を伝えましょう。

  • step 3
    開通工事を行う

    建物の構造により工事内容は異なりますが、工事当日は、室内配線も必要になるため、必ず立ち合い工事となります。
    宅内に光回線を利用するための光コンセントが設置され、ホームゲートウェイまたはONU(光回線終端装置)を接続します。工事時間は、通常1~2時間程度ですが、余裕をもって対応しましょう。

  • step 4
    ルーターやパソコンなどの接続設定をする

    開通工事が終わったら、ルーターやパソコンなどの接続設定を行います。
    Wi-Fiを利用する場合は、契約時に無料でWi-Fi設備を利用できるキャンペーンを利用するか、または、市販のWi-Fiルーターを設置する必要があります。

  • step 5
    乗り換え前の光回線を解約する

    乗り換え前の光回線を解約する。フレッツ光をご利用の場合は、別途プロバイダも解約する必要があります。
    光回線を解約する場合、契約期間によって、解約金が発生したり、工事残高が発生することがありますので、注意が必要です。また、レンタル機器は返却する必要があります。

光回線を乗り換えるときの注意点

光回線を乗り換えるときの注意点

解約金が発生する場合がある

光回線は長期の利用を想定して、さまざまな割引サービスが設定されているため、多くの場合、契約期間が設定されています。

通常、2年か3年間の契約プランが設定され、途中解約すると違約金が発生します。

固定電話の番号が変わる場合がある

NTT加入電話で番号取得した後、乗り換えを行ったときは、固定電話の番号は引き継がれますが、光回線のauひかりやフレッツ光回線を申し込んだときに取得した電話番号は、乗り換え時に番号の引き継ぎはできません。

光テレビなどのオプションが利用できない場合がある

光テレビなどのオプションサービスは、各通信事業者が独自に行っている場合があるため、乗り換え先でもご利用中のオプションサービスが利用できるか、予め、確認しましょう。

工事期間中、インターネットが利用できない場合がある

回線工事が必要な場合、乗り換え先の工事日確定前に、乗り換え元の光回線を解約すると、インターネットが利用できない期間が発生します。

回線工事には、1~2か月掛かる場合もありますので、スケジュールをしっかり把握しましょう。

工事費残高が請求される場合がある

乗り換え元の回線工事を行ったときに、回線工事実質無料の契約の場合、工事費を分割払いにして、月々の支払分を値引きして相殺しているときがあります。

そのため、途中解約を行うと、割引ができなくなるので、残りの工事費を一括で支払うことになります。

光回線の乗り換え先を選ぶポイント

光回線の乗り換え先を選ぶポイント

光回線を乗り換えるメリットでも紹介した通り、料金を安くする・通信速度を早くするの2点は、乗り換え先を選ぶポイントになります。

料金を安くするときは、現状の利用状況を確認し、利用していないオプションサービスを解約したり、長年同じ光回線を利用しているのなら、同じ回線を利用して安い料金で利用できるサービスが見つかる可能性が十分あります。

おすすめのサービスは、スマホとのセット割が利用できる光回線です。例えば、スマホのキャリアがドコモなら、ドコモ光に乗り換えるだけで、スマホの利用料金が最大1,100円毎月割引になります。

ドコモ以外でも、スマホとのセット割を行っている光回線事業者はたくさんあります。お得なキャンペーンが利用できる光回線を探してみましょう。

通信速度に不満があり、乗り換えを希望しているときは、同じ回線事業者に、通信速度の速いプランがないか確認してください。

通常光回線の通信速度は、最大1Gbpsですが、通信機器の性能が上がり、2Gbpsや5Gbps、10Gbpsのプランも利用できるようになりました。

また、接続時の混雑を軽減する方法として、IPv6対応も増えています。このようなサービスに乗り換えられれば、簡単に乗り換えることができます。

回線工事を行ってもよければ、NURO光やauひかりがおすすめです

まとめ

光回線を乗り換えるメリットは、利用料金を安くしたり、通信速度の改善、キャンペーンの利用などが考えられます。

お得に光回線を利用するには、スマホとのセット割がおすすめです。

スマホのキャリアがドコモなら「ドコモ光」、ソフトバンクは「NURO光」か「ソフトバンク光」、auなら「auひかり」がおすすめです。

回線速度重視の方は、「NURO光」がおすすめです。

光回線の乗り換えのタイミングで違約金が発生したり、その他注意点もありますが、お得に利用できるように乗り換えを検討しましょう。

この記事を書いた人
akihiro

現在、繊維機械の開発やパソコン用のプログラムを作成しています。プログラマーとして40年近く仕事をしてきたので、パソコン周辺は多少詳しいと思い、今回、インターネットに関する設備や商品サービスの解説を行うブログを開設しました。
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